ヨーロッパZOOM講習会(Letizia先生)のお知らせ

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講師：レティツィア先生（Letizia Fiorenza）
日程：2024年3月3日
時間：19:00～20:30
通訳：川島千穂さん
テーマ：呼吸、声、そしてそれらの内側の空間と外の空間との関係について

〈オンライン講習にあたりレティツィア先生より〉
声とは外部空間で聞こえるようになる息のことである。
声は私の中にすでに音が出来た後に生まれる。
この音の概念は吸気時にすでに私の身体を形作っている。
したがって外部空間で聞こえるようになる声は、私の内部で形成されたものの反映であり表現である。

外の空間は今度は私の呼吸と声に影響を与える。
部屋は広いか狭いか？
音響は部屋によって支えられているのか、それとも減衰されているのか？
私はその空間と関わっているのか、それとも抵抗しているのか？

私の声を聞くことができる人が外にいれば、音は再び変化する。
そして私と聞き手の間につながりが生まれます。

このような体験は、グループや2人一組で行うのがベストでオンラインでは難しいことです。
今回の講習では「内なる空間と外なる空間のためのエクササイズ」を指導し、ペアで行う時のフォローアップの推奨事項をお伝えします。

部屋で一人で声を出しているときの自分、
自分の呼吸、
自分の声はどうなるのか、
相手がいるとどうなるのか？
他の人や聴衆のために歌うとき、自分の音色はどう変わるのか？

オンライン講習で「ペアワークの指導」を受けることは難しいことです。
一方でATTは「つながり」が主になります。
自分自身と呼吸とのつながり、
内外の声とのつながり、
仲間との関係、、

講習を通じて皆さん自身が経験を積んで、水を与え、成長させる種を蒔きたいと願っています。

講師：Letizia Fiorenza
レティツィア フィオレンツァ

イタリア出身。チューリッヒでイタリア文学と文芸批評を学び、声楽をローマとチューリッヒで学ぶ。ローマにおけるスイスの研究所の奨学生として１年間ローマで南イタリア民謡の調査に携わる。30年来、表現者・台本作家としてクラシックギタリストでEos Guitar Quartets のメンバーであるダヴィッドザァウター氏と共にコンサート活動に携わる。多数のCDを制作。また 劇場において定期的に歌手と台本作家として活躍する傍ら、ドイツ、オーストリア、イタリア、スイス、日本でATTno声と即興演奏の指導者として現在に至る。